2014/10/22

Android:Nexus5 Android5.0 preview(LPX13D)のroot化手順

0. はじめに

Root化は次のリスクをご認識の上行ってください.
本稿が原因で発生するあらゆる損害に対しても責任は負いません.
全て自己責任でお願いします.

  • メーカ保証が受けられなくなる
  • 端末が起動しなくなる
  • データが全て消える

Root化にあたっては Nexus5 と Android5.0preview(LPX13D) で確認しています.
Nexus7ではありません.

1. 用意するもの

Android SDK Tools(adb, fastboot)
開発で使う”いつもの”です. 詳細は省略. fastbootを使うのにAndroidSDKに環境変数PATHを通しておきます.

ブートイメージ - LPX13D
nexus5-hammerhead-lpx13d-kernel.zip

SuperSU.zip
UPDATE-SuperSU-v2.14.zip

ClockworkModリカバリ
Google Nexus 5 Download Touch Recovery 6.0.4.5

2. Root化

Step1. SuperSU.zipを端末にコピー

パスは実行する環境に合わせて読み替えてください.
push先のパスは後ほど指定する必要があるので覚えておいてください.
USBは作業が終わるまで接続し続けてください.

adb push UPDATE-SuperSU-v2.14.zip /mnt/sdcard/

Step2. ブートローダのアンロック

adb reboot bootloader

# 端末再起動されるのでブートローダ起動されたら次を実行. 
# 端末データは初期化されます. これ以降メーカ保証対象外となります. 
fastboot oem unlock

アンロックの再確認があれば”YES”でブートローダアンロックしてください.

Step3. リカバリイメージを書き換える

今回はリカバリイメージをflashしません(問題なければflash).
端末再起動後に再度CWMリカバリモードを起動するにはコマンドを再発行してください.

fastboot boot "recovery-clockwork-touch-6.0.4.5-hammerhead.img"

Step4. SuperSUを導入

Clockworkmodが起動したらadb pushしておいたSuperSU.zipをインストールします.
Clockworkmod画面でパスを辿ってインストールします.

# 下記は例. adb pushした場所まで移動しインストールします. 
install zip > choose zip from /sdcard > /0 > UPDATE-SuperSU-v2.14.zip

インストールの確認があるので”YES”を選択します.

SuperSUのインストールが完了した後は, [GO BACK]を選択してブートローダ画面まで戻ります.

Step5. ブートイメージを導入

ブートイメージ - LPX13D(nexus5-hammerhead-lpx13d-kernel.zip)に含まれるboot.imgを導入します.
こちらもflashはしていません.

fastboot boot boot.img

これで再起動がかかり, root化は一通り完了です. 再起動がかからないようであれば fastboot reboot.

Step6. flash

root化して一通り問題ないことが確認できたら各種イメージの類いをflash(ROM書き込み)しておきます.

# リカバリイメージをflash
fastboot flash boot "recovery-clockwork-touch-6.0.4.5-hammerhead.img"

# bootイメージをflash
fastboot flash boot boot.img

以上です.