はじめに
Calabash for Androidは, Ruby製のビヘイビア駆動開発(BDD:Behaviour Driven Development)ツール Cucumberを使ってAndroidアプリをテストできるライブラリ.  
Rubyのパッケージ管理システムgemでインストールできる. 
今回の確認環境は次の通り.
- Mac OSX Mavericks 10.9.5
- RVM version 1.26.7
- Ruby 2.2.0p0
準備
Rubyの環境を整えるためにHomebrewをインストールする
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"Homebrewが正しくインストールされたかをチェック. エラーが出た場合はメッセージに従う
brew doctorRVMをインストールする
\curl -sSL https://get.rvm.io | bash -s stablePATHを設定するために.bashをリロード
source ~/.bash_profileRVMのバージョンを確認
rvm versionRubyの最新バージョンを確認
rvm list knownRuvyの最新バージョンをインストールし, デフォルトに設定する.
rvm install ruby-2.2.0 --defaultPATHを設定するために.bashをリロード
source ~/.bash_profileRubyのバージョンを確認
ruby -vRubyのインストールロケーションを確認
which rubyCalabash for Androidのインストール
gem install calabash-androidAndroidSDKのパスをANDROID_HOME環境変数で定義
// .bash_profileに下記を追記
export ANDROID_HOME=[AndroidSDKへのパス]PATHを設定するために.bashをリロード
source ~/.bash_profileANDROID_HOMEが正しく設定できているか確認
echo $ANDROID_HOMEテスト対象のAndroidプロジェクトに移動.  
AndroidManifest.xmlがあるディレクトリに移動し下記コマンドを実行. 
calabash-android gengenによりcucumberのスケルトンが作成される(作成される各種ファイルについては後述)
calabashテスト実行時にインストールされるテストアプリに付与する署名を指定する.  
この署名はテスト対象のアプリと同じ署名とする. 署名の指定は次のコマンドで行う. 
# 実行するとカレントディレクトリに.calabash_settingファイルが生成される
calabash-android setupテストを実行するには同階層で下記コマンドを実行する.
calabash-android run [テスト対象のapk]実行するとテストが実行される.  
cucumberが途中で上手く動作しない場合は-vオプションを付与することで詳細なログが出力される. 
NOTE
calabash-android gen,calabash-android setup,calabash-android runはAndroidManifest.xmlと同階層で実行する.