0. はじめに
Root化は次のリスクをご認識の上行ってください.
本稿が原因で発生するあらゆる損害に対しても責任は負いません.
全て自己責任でお願いします.
- メーカ保証が受けられなくなる
- 端末が起動しなくなる
- データが全て消える
Root化にあたっては Nexus5 と Android5.0preview(LPX13D) で確認しています.
Nexus7ではありません.
1. 用意するもの
Android SDK Tools(adb, fastboot)
開発で使う”いつもの”です. 詳細は省略. fastbootを使うのにAndroidSDKに環境変数PATH
を通しておきます.
ブートイメージ - LPX13D
nexus5-hammerhead-lpx13d-kernel.zip
SuperSU.zip
UPDATE-SuperSU-v2.14.zip
ClockworkModリカバリ
Google Nexus 5 Download Touch Recovery 6.0.4.5
2. Root化
Step1. SuperSU.zipを端末にコピー
パスは実行する環境に合わせて読み替えてください.
push先のパスは後ほど指定する必要があるので覚えておいてください.
USBは作業が終わるまで接続し続けてください.
adb push UPDATE-SuperSU-v2.14.zip /mnt/sdcard/
Step2. ブートローダのアンロック
adb reboot bootloader
# 端末再起動されるのでブートローダ起動されたら次を実行.
# 端末データは初期化されます. これ以降メーカ保証対象外となります.
fastboot oem unlock
アンロックの再確認があれば”YES”でブートローダアンロックしてください.
Step3. リカバリイメージを書き換える
今回はリカバリイメージをflashしません(問題なければflash).
端末再起動後に再度CWMリカバリモードを起動するにはコマンドを再発行してください.
fastboot boot "recovery-clockwork-touch-6.0.4.5-hammerhead.img"
Step4. SuperSUを導入
Clockworkmodが起動したらadb pushしておいたSuperSU.zipをインストールします.
Clockworkmod画面でパスを辿ってインストールします.
# 下記は例. adb pushした場所まで移動しインストールします.
install zip > choose zip from /sdcard > /0 > UPDATE-SuperSU-v2.14.zip
インストールの確認があるので”YES”を選択します.
SuperSUのインストールが完了した後は, [GO BACK]を選択してブートローダ画面まで戻ります.
Step5. ブートイメージを導入
ブートイメージ - LPX13D(nexus5-hammerhead-lpx13d-kernel.zip)に含まれるboot.imgを導入します.
こちらもflashはしていません.
fastboot boot boot.img
これで再起動がかかり, root化は一通り完了です. 再起動がかからないようであれば fastboot reboot
.
Step6. flash
root化して一通り問題ないことが確認できたら各種イメージの類いをflash(ROM書き込み)しておきます.
# リカバリイメージをflash
fastboot flash boot "recovery-clockwork-touch-6.0.4.5-hammerhead.img"
# bootイメージをflash
fastboot flash boot boot.img
以上です.